【案件数安定】Javaエンジニアとは？平均年収や具体的な仕事内容について詳しく解説

Javaでは、モバイルアプリケーションの開発や基幹システムの開発、組込み系システムの開発が可能です。2030年には80万人のIT人材が不足すると考えられていることから、エンジニアのスキルを持っている人の価値は高まり、案件数も増大するでしょう。

本記事ではJavaエンジニアの平均年収やおすすめの資格、案件の例についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

三大言語の1つとしても知られるJavaとは

Javaとは、C言語をもとに作られているプログラミング言語の1つで、言語の中でも長く使われている言語です。Google が開発に用いている三大言語の1つでもあります。

Javaの特徴として、どのような種類のコンピュータでも使用できる、需要がある、というものがあります。

Javaは、JVM（Java仮想マシン）という実行環境下で動作し、JVMを使えば、MacでもWindowsでも動作が可能です。

また、Javaは、C#やRudyのような言語の影響を受けて作られているため、Javaを勉強すれば他のプログラミング言語も習得しやすくなるという特徴もあります。Java以外の言語を取得することは、エンジニアとしてのキャリアの選択肢を広げるだけではなく、年収アップにもつながります。

さらに、Javaは世界中で使われていることから、バグなどが起こっても修正しやすいというメリットがあります。Googleで開発にJavaが使われていることは、Javaが有名だと言われる所以の1つです。

下記記事では、Javaを使った仕事についてより詳細に、具体的に紹介していますので、参考にしてみてください。

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Javaでできることは5つある

ここからは、Javaを使ってできることを5つご紹介します。

Javaでできることを詳しく知っておくことで、Javaエンジニアとしての仕事内容がより詳細に想像できるようになったり、Javaエンジニアとしての仕事の幅を広げたりすることに繋がるでしょう。

本記事でご紹介する「Javaを使ってできること」は、以下の5つです。

• モバイルアプリケーション開発
• 基幹システム開発
• Webアプリケーション開発
• 組み込み系システム開発
• 既存システム等の改修や保守・運用

モバイルアプリケーション開発

モバイルアプリケーションの中でも、Android向けアプリケーション開発ではJavaやKotlinが用いられるケースが多いです。KotlinとはJavaをベースにより安全化させたサブセット言語であり、Javaのコードを呼び出すなどJavaとの相互利用ができます。

そのため、フリーランス向けのJava案件の中にもモバイルアプリケーション開発の案件は多いです。中にはKotlinのスキルも求められる案件がありますが、Javaを扱うことができればKotlinも問題なく習得できるでしょう。

Javaを用いて作られたモバイルアプリケーションには、Amazon、AbemaTV、minne、クックパッドなどがあります。有名なものも多いため、モバイルアプリケーション開発でもJavaが幅広く使用されていることが分かります。

基幹システム開発

基幹システムとは、企業の主要業務に用いられるシステムを指します。基幹システムは「在庫管理システム」「販売管理システム」「人事給与システム」「会計システム」などの業務システムによって構成されています。

Javaによるシステム開発の具体的な事例としては、クラウド勤怠管理システムの「勤労の獅子」や給与管理システム「eco＠給与Lite」などが挙げられます。

基幹システムの場合はプロジェクトも大規模なものになるため、大企業の案件であるケースがほとんどです。大企業の案件であれば、長期的な案件、単価が高めの案件な可能性があるので、注目してみましょう。

Webアプリケーション開発

Java案件の中でも、特にWebアプリケーション開発の案件は割合が多い傾向があります。

Javaを用いて作られたWebアプリケーションには、Google、YouTube 、X（旧Twitter）、Evernote、楽天、ebay、Amazonなどがあります。

このようにJavaはさまざまな業種、分野のWebアプリケーション開発に用いられているため、あらゆるWebアプリケーション開発案件が集まっています。Javaの案件数が安定的であるのは、そのような理由による部分が大きいといえます。

組み込み系システム開発

組み込み系とは、電化製品や機械などの独立した機械の中に組み込まれたマイコンを制御するシステムを指します。組み込み系の開発ではC系言語が用いられるケースが多いですが、Javaも組み込み系の開発を行うことが可能です。

特に近年ではIoTや自動運転などのニーズの高まりによって組み込み系の案件が増加傾向にあるため、Java案件でも組み込み系システム開発の案件が増えてきています。

Javaは、テレビや洗濯機、Blu-rayプレーヤーなど身近にある電化製品に活用されていることも特徴の1つです。Javaを使った組み込み系システム開発の実務経験を積んでおくことで、幅広い案件を獲得できるフリーランスのJavaエンジニアになれるでしょう。

既存システム等の改修や保守・運用

Javaで開発された基幹システムの数は多いです。また、このような既存の基幹システムは長期的に利用することになるため、Java案件の中には新規開発だけでなく既存システムの改修や保守、運用などの案件も存在しています。

基幹システムの開発経験を持ったフリーランスのJavaエンジニアであれば、既存システムの改修や保守運用案件が獲得できる可能性も高いでしょう。

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Javaエンジニアの平均年収

言語	20代	30代	40代	50代
C	約390万円	約520万円	約610万円	約620万円
C++	約390万円	約520万円	約630万円	約640万円
Java	約380万円	約510万円	約610万円	約630万円
PHP	約360万円	約470万円	約590万円	約550万円
R	約480万円	約570万円	約750万円	約580万円

上記の表はJavaと比較できるプログラミング言語を幾つか抽出し平均年収を並べたものになります。Javaエンジニアは30代以降になると年収が500万円ほどに達しており、それ以降も増え続けていく傾向にあることが分かります。

Java案件の単価相場

フリーランスのJavaエンジニアを目指している人の中には、フリーランスとして生活していけるかどうか不安に考えている人もいるでしょう。

フリーランスエンジニア向けの案件は、本人の実務経験の長さによっても単価相場が変わってきます。そのため、フリーランスのJavaエンジニアを目指すのであれば、Javaの経験年数ごとの単価相場や案件の内容についても把握しておくことが大切です。

ここではJava案件の単価の相場について解説していくため、参考にしてみてください。

実務経験がない人

実務経験が少ない人向けの案件では、週5日常駐勤務の単価相場は月額30万～50万円程度になるでしょう。具体的には、実務経験1年程度の場合で30万円～40万円程度、実務経験2年程度の場合で40万円～50万円程度が相場となります。

また、案件の内容としてはアプリケーション開発の案件が多いです。スキルとしては、1年程度のJavaの実務経験や、他の言語での開発経験などがあれば応募できるものも存在しています。

実務経験が多少ある人

実務経験が多少ある人向けの案件では、週5日常駐勤務の単価相場は月額50万～60万円程度になるでしょう。フリーランス向け案件の中には、実務経験が少ないと獲得できない案件も多いですが、実務経験年数が3年程度あれば多くの案件に応募できるようになるでしょう。

案件の内容としてはアプリケーション開発の案件が多いです。また、フルリモートやサーバーサイドの開発経験など、案件に合ったスキルが求められる傾向があります。

高いレベルで活躍したい人

フリーランス向けのJava案件の中でも特に高いレベルが求められる案件の場合、単価相場は月額90万〜100万円と高単価になるでしょう。案件の内容としては、モバイルアプリ開発やサーバーサイド開発などが多いです。

また、マネジメント経験のある人材ならばプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなどのポジションで案件に参画できるようになるため、年収1,000万を超えることも難しくはないでしょう。

Javaエンジニアとして年収を上げる方法

Javaエンジニアとして年収を上げる方法をご紹介します。年収を上げる方法を複数知っておくことで、自分の状況や目指したい先に合わせて方法を選ぶことができます。

Javaエンジニアとして年収を上げる方法を6つご紹介しますので、参考にしてみてください。

キャリアの方向性を考える

キャリアの方向性を考えることはフリーランスとして働いていく上で重要な要素の1つになります。Javaエンジニアの場合は主にマネジメント系、技術面のスペシャリストという2つの方向性から考えていくことができます。

どちらに進むかによって、仕事の内容やキャリアの築き方は全く変わってきます。将来的な目標に合わせて選ぶようにしましょう。

マネジメント系

Javaエンジニアのマネジメントの仕事は主にプロジェクトをまとめ上げる他、コストや品質の考慮、スケジュールの管理などを行います。

マネジメント系は単純に案件を納品する単調作業ではなく、クライアントの課題解決のために自主的に動く能力が求められます。技術よりもマネジメントに興味がある人、クライアントの悩みを聞き、解決策を分析することが好きな人に向いているでしょう。

求められるスキルはJavaの知識や設計スキル、アップデートへの対応能力はもちろん、コミュニケーション能力や部下の育成能力などといったヒューマンスキルも必要になります。

技術面のスペシャリスト

Javaエンジニアにおける技術面のスペシャリストは、プロジェクトのリーダーとして作業のリードをしていくことが主な役割になります。

技術面のスペシャリストは技術者として確かな能力を持つことがとにかく求められます。ひたすらコードを書くのが好きな人、何かを作る作業をするのが楽しいと思える人に向いているでしょう。

スペシャリストになりたい場合は、Java言語の仕様を理解することの他にも、サーバーやネットワークへの知識や品質やエラーに対する対処法、『Java EE』や『JDBC』、『SQL』といったデータベースへの理解力などが求められます。

対応できる業務を増やす

Javaは現代を代表するプログラミング言語の1つであり、現在も改良されてアップデートを続けている言語です。アップデートされる度にJavaでできることが増えていきますが、それらのスキルも身に着けているとより多くの案件を受けることが可能になります。

エンジニアの数は日々増えていますが、Javaを完璧に使いこなせるエンジニアは一握りだと言われています。地道な努力が必要になりますが、Javaを用いた開発で対応できる業務を増やすことは自然と年収を上げることに繋がります。

Webに関わるスキルを身につける

Javaエンジニアとして身につけた知識はWeb関係の作業や案件において応用できるものが多いとされています。その中でもWebシステム開発やアジャイル開発の経験があるとフリーランスとして対応力が高いエンジニアになることができます。

フリーランスは基本的に仕事を完了させることにより収入を得ることができ、数をこなせばこなした数だけ収入を増やすことができます。Web開発のスキルを身につけることは、案件をこなせる数を増やすことに繋がるため収入を増やすには効果的です。

データベーススキルを身につける

技術力のあるエンジニアと言われる人には共通してデータベースへの理解力が高いとされています。

現代では企業の多くが『JDBC』や『SQL』といったデータベースを利用していることが多いため、それらを中心としたデータベースに関するスキルを身につけるとこなせる案件が増えることに繋がります。

Androidアプリ開発スキルを身につける

JavaはAndroidアプリ開発と親和性が高く、案件の内容として出てくるものでもアプリ開発に関するものが多くあります。そのため、Androidアプリ開発のスキルを身につけると収入を増やすきっかけ作りに繋がります。

アプリ開発において『Android Studio』というツールは世界的に広く利用されています。大手企業でも扱われているものであるため、JavaだけでなくKotlinの使い方も心得ておくと効果的です。

フレームワークスキルを習得する

フレームワークとは1からシステムを組み立てていくのではなく、短い作業量でかつ短時間で開発をすることができるプログラムのことを示します。JavaエンジニアであればSpringやJakarta EE、Play Frameworkの使い方は学んでおきたいです。

流行しているフレームワークはとても機能性が高く便利であるものがほとんどなので、有名なフレームワークスキルを身につけておくと良いでしょう。

また、フレームワークもアップデートを重ねていくため、アップデート内容を気にする癖や情報を得て自分のスキルに変える対応力などが求められます。

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未経験からでもJavaエンジニアになれる

近年では、Webサイトなどからでも簡単に学習ができ、動画やスライドなどの教材を提供するサービスも増えています。

近年では、学習環境が充実してきているため、未経験からでもJavaエンジニアを目指すことは可能だといえます。また、Javaは企業の人気の言語として高く評価される傾向があることからも需要はあると言えます。

しかし一方で、Javaのみを習得していても、キャリアップなどは難しいといえます。

キャリアアップや年収アップを目指すのであれば、複数言語を習得するなどして、スキルの幅を広げていくことが肝になります。

Javaの学習・習得方法

Java学習方法には、プログラミングの書籍を読む、専門学校やプログラミングスクールに通う、アプリやWebサービスを利用するなどがあります。

初心者の方は、イラストなどが載っている書籍を読んで実践することが手軽でしょう。プログラミング学習アプリも低価格で提供されているものも多いので取り組みやすいです。

分からない部分は、すぐ質問をして、しっかり本格的に学びたいというという方はプログラミングスクールを活用しましょう。

Javaの勉強方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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Javaエンジニアにおすすめの資格3選

Javaプログラマーを目指す場合、必ず取得しなければいけない資格はありません。そのため資格を持っていなくてもJavaを扱うエンジニアになることは可能です。

しかし、Javaに関連した資格を取得することで、Javaでの開発に必要な知識やスキルを身につけることも可能になります。ここではおすすめのJavaの資格を紹介していくため、Javaエンジニアとして活躍するために、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaの開発元であるOracle社が認定しているベンダー資格です。公式ベンダーの資格であるため、Javaに関する知識やスキルを認定する資格として世界的に通用します。

また、レベルとしては「Bronze」「Silver」「Gold」の3段階にわかれているため、Silverの習得を目指すと良いでしょう。Oracle認定JavaプログラマはJavaのバージョンに合わせて改定されるようになっており、現在は「Java SE 11 認定資格」が最新バージョンの資格となっています。

Android技術者認定試験

Android技術者認定試験とは、Android OSでのアプリケーション開発に必要な知識やスキルを認定する資格です。

本試験にはアプリ開発エンジニア向けの「アプリケーション技術者認定試験」と、プラットフォーム周りのエンジニア向け試験となる「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類があります。

また、レベルも「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2段階となっていますが、プロフェッショナルは現在準備中となっています。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定は、Javaでのプログラミングの基礎知識を測る試験です。サーティファイ情報処理能力認定委員会が実施している能力認定で、Javaに関する知識やオブジェクト指向への理解度などを認定します。

本試験は3級、2級、1級の3段階のレベルに分けられており、3級と2級は筆記試験、1級は実技試験となっています。なお、2級や3級は基本情報技術者試験の午後試験対策としても有効です。

Javaエンジニアの将来性とフリーランスの今後

Javaエンジニアの将来性についてですが、現状続いている需要が極端に減ることはそうそう起こらないだろうと言われています。その理由として、そもそもエンジニアという職業の数が不足傾向にありスキルを持っている人が希少な存在であるからです。

また、近年では人工知能やメタバースといった最新技術も進んでいます。機械化の進歩が止まらない現代において、エンジニアの需要が減ることは考えづらいでしょう。

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Javaの在宅案件・リモート案件はどのくらいある？

Javaはさまざまな分野の開発に用いられていますが、中でも大規模な基幹システム開発に用いられるケースが多いです。このようなプロジェクトは大企業の案件が多いことから、セキュリティ上の問題もあり、ほとんどが常駐案件となっています。

そのため、Javaの場合は他の言語と比較しても在宅案件やリモート案件の数があまり多くないと言えるでしょう。

ただし、Javaはモバイルアプリ開発などにも用いられており、近年ではリモートワークの重要性が増していることから、今後はJava案件の中にも在宅やリモートが可能な案件が増えていく可能性はあります。

Javaエンジニアの案件例

実際、どのようなJavaのフリーランス案件があるのか気になった方も多いでしょう。

ここからは実際にJavaのフリーランス案件副業案件の例について紹介していきますので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

常駐案件

90万～100万円／月の高単価案件です。月に140～180時間稼働する必要がありますが、それ以上に90万円～100万円という報酬は非常に魅力的でしょう。

しかし、内容を見てみるとそれ相応の能力を求められる仕事であるため、自信がある人にしかおすすめできない案件です。

リモート・在宅案件

東京都渋谷区が勤務地になりますが、リモートワークOKの案件になります。

場所を拘束されたくない人にとっては好きな場所で働けて月90万万円の単価は魅力的だと言えるでしょう。

Javaエンジニアとしての活躍を目指そう

Javaエンジニアの仕事内容や平均年収、将来性などについてまとめていきました。
現代においてインターネットやアプリケーションは我々の生活に欠かせないものになっています。Javaエンジニアの魅力は、これからの社会を作っていくことができることかもしれません。

Javaエンジニアに興味がある人は、ぜひ挑んでみてはいかがでしょうか。フリーランスに興味がある人も、Javaエンジニアへの理解を深めてこれからの人生プランの参考にしてください。

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