最終更新日時:2019年01月26日

準委任契約とは何か?準委任契約の特徴3つとメリット6つ

この記事では「準委任契約」について解説しています。フリーランスが発注側と契約を結ぶ際に多い契約なので、内容をよく理解しておく必要があります。「請負契約」や「派遣契約」と比較しながら分かりやすく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

準委任契約とは

「準委任契約」とは業務委託契約の一種です。業務委託契約は「請負契約」「委任契約」「準委任契約」の3つに分かれています。

このうち「委任契約」は法律関係の業務に適用される契約なので、一般的なフリーランスは「準委任契約」を結んで仕事をすることが、ほとんどです。

準委任契約と請負契約の違い

「準委任契約」には仕事を完成させる義務はありませんが、「請負契約」には仕事を完成させる義務があります。これを法律では「完成責任」と言います。

もちろん「準委任契約」でも仕事に対する責任はありますが、「請負契約」と比べると、責任は軽くなります。どちらが良いかは、業種や個々人のスキルによるので、一概には言えません。

準委任契約の特徴3つ

ここでは「準委任契約」の特徴を3つ上げて、それぞれ詳しく解説します。実際に仕事を選ぶ際に参考にしてください。

準委任契約の特徴1:働いた時間に対して報酬が支払われる

「準委任契約」はある一定の時間働くことで報酬が支払われる仕組みです。期間は契約の内容によりますが、一般的には1カ月ごとに報酬が支払われます。契約した仕事の成果に対して報酬が支払われる「請負契約」とは大きく違います。

報酬の計算方法はさまざまです。時給換算もあれば月給換算もあります。契約する際に報酬の支払い方をよく確認しておきましょう。

準委任契約の特徴2:仕事を完成させずとも良い

先に解説したとおり、「準委任契約」では仕事を完成させる義務はありません。「請負契約」の場合は受託側が「完成責任」を負うため、必ず仕事を完成させなければなりませんが、「準委任契約」ではその必要はありません。

ただし、「準委任契約」でも仕事に対する責任が全くないわけではありません。業務を怠っていると、契約を切られる可能性があるので注意が必要です。「準委任契約」の場合に負わなければならない責任については、後ほど詳しく解説します。

準委任契約の特徴3:発注側に指揮命令権がない

これは「請負契約」にも言えることですが、「準委任契約」には発注側に指揮命令権がありません。発注側と対等の立場で契約を結ぶため、発注側が指揮・命令することはできません。仕事の裁量は受注側にあります。

「請負契約」や「準委任契約」とよく似た働き方である「派遣契約」の場合は、派遣先の企業と労働者に雇用関係はありませんが、指揮命令権は派遣先の企業にあります。労働者は派遣先の企業の指揮を受けて働く点が大きな違いです。

準委任契約のメリット6つ

ここでは「準委任契約」のメリットを6つ挙げて、それぞれ詳しく解説します。実際にどのようなメリットがあるのかを具体的に知って、仕事の選択に生かしましょう。

準委任契約のメリット1:受注側の拘束性が少ない

「準委任契約」には受注側の拘束性が少なく、比較的自由に仕事ができます。これは「請負契約」にも言えることですが、受注側から指揮されることがないため、拘束されることがあまりありません。

もちろん全く拘束されないわけではなく、仕事上どうしても必要な話し合いなどがあれば、発注側の求めに応じる必要があります。しかし、基本的な仕事の進め方は発注側から一任されているので、自分のペースで仕事ができます。

準委任契約のメリット2:瑕疵担保責任がない

「準委任契約」には「瑕疵担保責任」がありません。「瑕疵」とは「欠点」を意味する法律用語です。「瑕疵担保責任」があると、仕事の内容に欠点(失敗)があった場合に、それに対して責任を負うことになります。最悪の場合、損害賠償をしなければなりません。

「請負契約」では受注側が「瑕疵担保責任」を負うことになりますが、「準委任契約」では「瑕疵担保責任」を負う必要はありません。「準委任契約」は責任が軽いと言われる理由の1つです。

準委任契約のメリット3:派遣契約でやれない仕事も受注できる

「準委任契約」は発注側と対等の立場で仕事をするので、スキル次第でレベルの高い仕事を受注できます。仕事の内容に見合ったスキルを持っていることを発注側にアピールする必要がありますが、それさえできれば仕事の幅は広くなります。

一方「準委任契約」と似た「派遣契約」の場合は、「準委任契約」と比べると仕事の幅に制限があります。「派遣契約」でもスキル次第でさまざな仕事ができる可能性はありますが、指揮命令権が発注側にあるため、「準委任契約」ほどの自由はありません。

準委任契約のメリット4:安定した収入を得られる

「準委任契約」は「請負契約」と比べると収入が安定しています。先に解説したとおり、「準委任契約」は働いた時間に対して報酬が支払われるので、契約さえ結べれば、収入が途絶えることはありません。

「請負契約」は「完成義務」があることから、仕事の成果に対して報酬が支払われる仕組みになっています。仕事を完成させない限り、報酬が支払われません。

準委任契約のメリット5:さまざまな仕事が経験できる

「準委任契約」ではさまざまな仕事を経験することができます。契約内容にもよりますが、基本的に短期間の契約になることが多く、さまざまな職場で働くことになるので、自身のスキルアップにつなげることができます。

ただし、短期契約が中心の場合は、契約を定期的に結べるだけのスキルがあることが条件になります。そうでないと、安定した収入を得ることが難しくなってしまうので、注意しましょう。

準委任契約のメリット6:スキル次第で高収入で働ける

「準委任契約」は発注側との雇用関係がなく、対等の立場で仕事をするので、スキル次第で高収入が可能です。同じスキルを持っている会社員などと比べて、より高い収入が得られます。

ただし、そのためには常に自分のスキルを磨き続ける必要があります。契約で自分のスキルをアピールするために、日々努力を怠らないようにしましょう。

準委任契約を結ぶときの注意点3つ

ここでは「準委任契約」を結ぶときの注意点を3つ挙げて、それぞれ詳しく解説します。これまでメリットばかりを取り上げてきましたが、もちろんデメリットもあります。何に注意すればよいのかを解説しているので、参考にしてください。

注意点1:契約時に内容をしっかり確認する

「準委任契約」を結ぶ際は内容をしっかり確認しましょう。自分のスキルに見合った報酬が得られるかどうかなどを先方とよく話し合って契約する必要があります。自分の納得がいくまで交渉しましょう。

また「準委任契約」は「無償契約」である点にも注意しておきましょう。「無償契約」とは報酬のない契約のことで、「準委任契約」は契約で決めない限り、自動的に「無償契約」となることが法律で定められています。受注側が「無償契約」を望むことはあまりありませんが、頭の片隅にとどめておきましょう。

注意点2:自分で仕事のスケジュールを決める必要がある

「準委任契約」は自分のペースで仕事を進められる点が大きな魅力ですが、裏を返せば自分で仕事のスケジュールを決めなければならないということでもあります。

仕事の裁量は自分にありますが、発注側から逐一指示があるわけではないので、あらゆることを自分で決めなければなりません。スケジュール調整を誤って仕事が遅れても、その責任は自分にあることを理解しておきましょう。

注意点3:途中解除について

「準委任契約」は発注側と受注側、どちらにも契約を途中解除する権利があります。もちろん何の理由もなしに解除することはできませんし、相手側から解除されることもありませんが、十分に注意して仕事を進める必要があります。

先に「準委任契約」には「完成責任」や「瑕疵担保責任」がないと解説しましたが、何の責任もないわけではなく、「善管注意義務」を負うことになります。

「善管注意義務」とは自分の職業に応じた注意を仕事に対してしなければならないという義務のことです。仕事を完成させる義務はなくとも、ある程度のクオリティを維持する必要があるということです。

この注意を怠ると、発注側から契約を途中解除される場合があります。最悪の場合、損害賠償を請求される場合もあるので、注意してください。

準委任契約のメリットを生かして働こう

「準委任契約」にデメリットがないわけではありませんが、フリーランスにとってはメリットの大きい契約なので、これを生かして働くことが大切です。メリットをよく理解して仕事選びに役立ててください。

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